名古屋市東区 松山神社

地下鉄「高岳駅」2番出入口からそのまま真っすぐ最初の信号(交差点)を左折して、セブンイレブン名古屋泉2丁目店を越えていくとガソリンスタンドが見えてくる。

 

手前の信号のところ(鍋屋町通り)に出るので右折していくと、左側に松山神社。たまたま養念寺へ向かう途中に見つける。

年季の入った建物(社務所)は戦前の建物であろうか、想像の範囲であるが昔の飲食店のような雰囲気。

 

受付は16時頃まで開いているが、昼はいない時間帯がある。電話番号の案内があり、御用の方は電話をすれば10分ぐらいで車でかけつけるそうだ。

 

社殿左側のご神木であるクスノキは手前が雄、奥が雌で木の表面(樹皮)が違う。根本でひっついているので和合の木としても恋愛、子宝にパワーがあるとして信仰されている。

 

社殿右側の大銀杏は、戦時中に被弾しても枯れずに残っているので、その生命力から長寿のパワーがあるとして信仰されている。

楽殿は、現在でも祭事の時に使用されていて、専門の人に来てもらって使われるそうである。また、この神楽殿は珍しい造りのようだ。

社殿は東側(西向き)に造られていて、お天道様を拝む形になりそれも珍しいそうだ。

 

 

こちらから養念寺まで徒歩1分ほど。

 

 

【松山神社】

住所:愛知県名古屋市東区泉3-2-29

TEL:052-931-5475

営業時間:9時~16時(昼不在12時~13時半)

アクセス:地下鉄桜通線高岳駅」下車。2番出入口より徒歩7、8分

 

 

 

 

名古屋市東区 建中寺

 

 

地下鉄「車道駅」1番出入口からすぐのところを右へ5分ほど歩いていく。左右に筒井町商店街があるので左折していく。

手打ちうどん岩正」は、一時休業の案内があり車で訪れていた同世代ぐらいの男性がガラケーで写真を撮影していて、『ここも休みやん』と残念そうで地元で愛される旨い店だと思った。

 

総門近くにある「筒井松月」は、あやめ団子が名物で1本(230円)購入して、建中寺公園で頂く。白もあるらしいが、緑(抹茶)しか残っていなかった。他におはぎ三種と鬼饅頭という少数精鋭のラインナップ。残り次第では15時に閉店することもあるようだ。

 

総門と三門の間にある建中寺公園のベンチで頂く。

 

甘みの抑えたこしあんはどこか伊勢名物赤福のあんこに似ている。抹茶の香りは少し弱いと感じた。

 

三門前には10台ほどの駐車場が完備。土日祝でも一杯になることはない。境内にある幼稚園の送迎時間に混むぐらい。

 

三門前左側に武術家・陳元贇(ちんげんぴん)の石碑があり、稀にだが聞かれることもあるようだ。

 

総門・三門ともに1652年に建立されたもので当時物。建中寺は2代目尾張藩主・徳川光友が父・初代藩主義直を祀るために1651年建立。歴代藩主の菩提寺として役目を担った浄土宗のお寺。

現在残っているのは、本堂左奥に光友の墓所「源正公廟」が残るのみとなっていて、普段伺い知ることはできない。遺骨は平和公園に移していて墓石しか残っていない。

 

本堂は、観ることはできるがコロナ渦からなのか電気が点灯できないので暗いなか観るしかない。

本尊は、阿弥陀如来が鎮座する。内陣は立入禁止であるが、豪華賢覧で天井には天皇家とゆかりがあったことが分かる菊紋があるのは珍しいようで頑張って覗くと見える。

 

印象に残った龍が彫られた大きな燈籠は、平成になってから寄進されたもので文化的な価値は全くない。

 

観世音菩薩の横に立ち並ぶ黒っぽい像は「桶狭間の戦い」の時に拾ってきて、創建時にどうしても置きたかったもの。

 

     書院             経蔵

本堂右奥に寺務所があり、17時まで開所している。手前にある書院前の白い建物・経蔵はあまり知られていないが、300円払うと経蔵内を拝観することができ、昔の経典や仏像が見られる(撮影禁止)。

 

 

 

 

【建中寺】

住所:愛知県名古屋市東区筒井1-7-57

TEL:052-935-3845

営業時間:9時~17時

拝観料:経蔵のみ300円

アクセス:地下鉄桜通線「車道駅」下車。1番出入口より徒歩10分ほど

 

名古屋市千種区 爲三郎記念館(数寄屋カフェ)

地下鉄「池下駅」2番出口を出て広小路通を左(覚王山方面)へ、緩やかな坂を上って最初の信号を左折(角に千種警察署)。

右側に駐車場が3台ほど完備。もう一つ古川美術館裏に5台ほどある。古川美術館を見て回りたければ1番出入口からが便利。

 

千種警察署の隣に木々が生い茂った林があり、数寄屋造りで国の重要文化財である爲三郎記念館(ためさぶろうきねんかん)。

入口をくぐると、高級料亭のような雰囲気で元は料理旅館。爲三郎記念館付近には、よし川系列のお店が建っている。

 

古川美術館は見に行かないので共通券ではなく、爲三郎記念館のみ600円(呈茶付き・現在800円)を払う。建物内は、展覧会の陶磁器や古川為三郎氏が生前収集したコレクションが飾られて、日本庭園が視界に広がる。

 

おおかたお庭は窓際席から眺められる。お庭は眺められないが豪華な洋室もあった。オーダーは、季節の上生菓子と抹茶のセットが売り切れであったので、オリジナル銘菓「石畳」と抹茶のセットを注文。

 

 

隣には、同世代の男性と母親がいらして京都の話を関西弁なまりでしゃべっていたので声をかけると鈴鹿市から来たようだ。

鈴鹿からだと京都と名古屋は同じような遠さのようで、よく京都に行くそうである。名古屋へはイベントで遊びにくることが多いようで今日も、「やきものワールド」からこちらに寄って、夜は徳川園のライトアップを見に行くようである。

 

 

庭園拝観では京都には穴場はほとんどないが、名古屋はあまり知られていないが庭園拝観できるところが多く、今日のような祭日でも快適に拝観ができると意見が一致して話が盛り上がった。名古屋は全国的に見れば知名度はないが、それぞれマニアに支持されている観光場所があるのに宣伝下手であるとあらゆるところで聞くことが多い。

こちらは色づく木々が少ないので、決して紅葉名所ではないので季節は問わない。

贅沢な時間を堪能して、外からも拝観ができる。

こちらから、地下鉄「覚王山駅」へは徒歩5分ほどで、日泰寺や横の名園・揚輝荘へも15分ほど。

 

【爲三郎記念館】

住所:名古屋市千種区池下町2-50

TEL:052-763-1991

営業時間:10時~17時(入館は16時半まで)

定休日:月曜日(祭日の場合翌日休館)・展示替え期間・年末年始

入館料:共通券(古川美術館・爲三郎記念館)1,000円 爲三郎記念館のみ800円

アクセス:地下鉄東山線「池下駅」下車。1・2番出口より徒歩数分

愛知県一宮市 尾西歴史民俗資料館(旧林氏庭園)

 

起停留所からすぐ左折していくよりも、交通量の多い尾西歴史民俗資料館前の道よりも歩道橋手前の道を左折していくのがベスト。

帰りのバスは下車したところと同じ停留所から一宮駅方面へ行ける(巡回ルートなので反対側車線にはない)。

停留所から徒歩5分弱のところにある尾西歴史民俗資料館(旧林氏住宅・旧林氏庭園・本館)。

 

旧林氏庭園は、江戸時代に美濃路の宿場町として、参勤交代の際に大名の家老らが泊まる「脇本陣」の主人を務めた林家の邸宅の庭。昭和初期に約10年かけて整備された。

 

心字池に敷き詰められた白っぽい石、水琴窟周りに敷き詰められた赤っぽい石、手水鉢周りに敷き詰められた黒っぽい石、飛石など石には随分とこだわったらしい。

 

ドウダンツツジやイロハモミジが秋には色づき、見事に生えた杉苔に映える。数年前までは薄っすらと緑がかったような感じであったが、2014年から専門の庭師監修のもと日々手入れされたおかげで、苔が見事に生育している。

 

訪問時も、「苔を踏まないようにお願いします」と注意をうながしていた。

心字池は10㎝ほど水が溜められるようになっているのだが、コンクリートにヒビが入っているので溜められないらしい。今後資金に目途がつけば改修されるかもしれない。

 

建物(邸宅)は、明治24年(1891)の濃尾地震の倒壊後再建され、平成30年度(2018)に耐震補強工事が行われた。

 

昔は堤防が低く、建物から伊吹山が見えたようである。

 

春と秋には呈茶サービス(300円)を希望すれば、より贅沢な時間を味わえる。お寺ではないので“尾張苔寺”と名乗れないが、国の登録記念物に指定にふさわしい尾張の名勝庭園であるのは言い過ぎではない。

 

ここ数年で訪れる人が増えたが、年に何回か企画展で訪れた人がお庭に感動して徐々に広まったことや、色んなミニコミ誌などにも取り上げられたことにより認知されてきたようだ。

 

本館は旧尾西市の歴史や文化、人々の生活を展示解説している。

 

 

尾西歴史民俗資料館】

住所:愛知県一宮市起字下町211

TEL:0586-62-9711

営業時間:9時~17時(入館は16時半まで)

定休日:月曜日(祭日の場合翌日休館)・年末年始

入館料:無料

アクセス:名鉄バス一宮駅2番乗り場から「起」停留所下車。徒歩5分ほど

 

 

 

 

名古屋市昭和区 御器所八幡宮

 

 

名古屋市昭和区 尾陽神社 - ペペごと

尾陽神社から、徒歩3分ほどのところにある御器所八幡宮(ごきそはちまんぐう)へ。道挟んだところに数台止められる駐車場が2箇所。

 

 

縦長のコンパクトな神社で決して広くないが、木々が豊富で(蚊が多いのが難点)、神聖な雰囲気がある。

 

 

尾陽神社とは対照的に、ポツリポツリと人が訪れ御朱印よりもお守りを買っていく人が多い。

 

縁結び祈願所には、復縁を願う女性の想いが感じらる。

 

 

 

拝殿前の“必勝の鉾鈴”を響かせて、恋愛成就・人生の節目の勝負に勝つことを祈願する。

 

 

拝殿横の授与所で男性神職の方に話を聞く。

徳川家康公が小牧・長久手の戦いの前に立ち寄った時に必勝祈願をしたのか定かではないが、戦乱時、一般的に神社仏閣を寝泊まりで利用したので戦勝後、お礼に家康の家臣・島田家が社殿を造営した。それから戦後になって、勝負の時にゲン担ぎでお参りする人が増えていったのではないか。もともと主祭神である八幡大神は、武運の神様として昔から崇められ今では出世開運などにご利益があると親しまれている。

 

御祭神の一つ菊理媛命が縁結びの神様であり、恋愛関係は縁結び祈願所で参拝するものと勘違いしていたが、上記のように“必勝の鉾鈴”を響かせて参拝すればいいと教わる。

 

現在の尾陽神社にあったとされる御器所西城の守り神としての役割があったとか。

 

御器所八幡宮

住所:愛知県名古屋市昭和区御器所4-4-24

TEL:052-881-9512

営業時間:7時~17時

アクセス:地下鉄鶴舞線「荒畑駅」下車。4番出入口より徒歩10分ほど

名古屋市昭和区 尾陽神社

 

地下鉄「荒畑駅」4番出入口を出ると左手にトヨタカローラ名古屋荒畑店があり左折していくと御器所八幡宮の案内がある。

 

御器所八幡宮へ行く手前の、交通量がほとんどない商店街の名残のある片側1車線の道を右折して喫茶愛と珈琲フランカ間の道を上がっていくと尾陽神社(びようじんじゃ)。

 

 

境内正面右側から車で入れて止めることができる。

 

 

初代尾張藩主・徳川義直と最後の尾張藩主・徳川慶勝を祀る神社で、明治創建と歴史は浅い。尾陽の名は、義直の「尾陽公」からとったもの。

 

 

神主さんが榊などを燃やしていたので声をかけると、シャイな印象。七五三などの案内もなかったので、尋ねると『近くには熱田神宮があるので』と一言。

(左)栄世稲荷神社 (右)久延彦神社

こちらは「参拝したい人が勝手にくる」という武骨な印象で、御朱印も書置きスタイル。社務所は9時から17時まで開いている。若い女性など御朱印目当てのミーハーな人はほとんど訪れない印象。

名古屋市昭和区 御器所八幡宮 - ペペごと

 

【尾陽神社】

住所:愛知県名古屋市昭和区御器所2-9-19

TEL:052-872-4851

営業時間:9時~17時

アクセス:地下鉄鶴舞線「荒畑駅」下車。4番出入口より徒歩7、8分

名古屋市昭和区 川原神社

 

 

 

地下鉄「川名駅」1番出入口を左へ最初の信号を左折して、川名街道を5分強歩いて川原神社(かわはらじんじゃ)へ。神社前には市バス「弁天前」停留所があり、栄18系統が走る。

 

 

駐車場は境内東側から入ることができる。

 

 

正面鳥居横には弁天池があり、亀が生息しているらしいが季節がらなのか濁っていて亀は全く見えない。社務所で亀の餌を買うことができる。

 

地元では“川名の弁天さん”と親しまれるが、弁天池には弁天社を祀り芸能特に音楽の神様でそれを目当てに訪れる方もいる。

 

 

名古屋市保存樹に指定された立派な御神木のクスノキ・カラカシが何本かあり、一番の御神木は参拝者が見ることができなくて、本殿裏の雑木林にあるそうだ。

 

御祭神は土の神様・埴山姫神(はにやまひめのかみ)、水の神様・罔象女神(みつはのめのかみ)、太陽の神様・日神(ひのかみ)三柱で、生活に欠かせない神様。

 

 

観光者はほとんどいなくて、オーソドックスな神社で地元の人に指示されている印象で、結婚式の利用でも人気が高い。

 

何より、この神社の特徴は女性の神職しかいないのが特徴。社務所で受付をしていた人が関西出身の女性で、『関西地方には潘塀はなくてあれは何やろうと思った』と言っていた。

 

拝殿内には、御祈祷など何か用事がないと立入禁止であるが、狩野派の天井画があり、運がいいと見せてもらえるかもしれない。

 

書物がほとんど残っていないので詳しい由緒などは正確には分からないそうだが、西暦927年にまとめられた延喜式神名帳(えんぎしきじんめいちょう)に記載されている。

 

【川原神社】

住所: 愛知県名古屋市昭和区川名本町4-4-11

TEL:052-751-7061

営業時間:9時~16時

アクセス:地下鉄鶴舞線「川名駅」下車。1番出入口より徒歩7、8分