京都の穴場紅葉 嵐山(嵯峨野)エリア 直指庵と大覚寺

訪れる人を優しくつつむ直指庵

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阪急嵐山駅、渡月橋京福嵐山駅と人、人の群れから避けるように、直指庵へ向かう。嵐山の最も北に位置する直指庵。嵐山・嵯峨野エリアの観光密集地から離れていることやあまり認知されていないので、人は少なく穴場。距離は、あだし野念仏寺と同じくらいだろうか。

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歩きで向かう人は少なく、訪れる人は車やレンタサイクルで来る人が多い。

拝観料500円を払い境内へ。本堂前の紅葉は5分ほどの色づき。こじんまりとした、優しい雰囲気は訪れる人を癒してくれる。

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テーブルに置かれた、思いの丈を綴る「想い出草ノート」は、

「そっとその意地を私の心(ノート)にすててください。苦しむあなたをみているのがつらいのです。」と書かれている。

 

私が「想い出草ノート」を見ていると、一足先に入った若い女性も「想い出草ノート」を読み込んで、涙を流している。私は彼女の悩みにそっとふれたような気がする。

若い女性の失恋ばかりではなく、老若男女問わず悩みや、こちらを訪れた京都の思い出など幸せなことも書かれている。

 

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本堂を出て境内を散策して、往き(直指庵へ向かう途中)に見つけた、大覚寺へ。

 

 

いけばな発祥の大覚寺

 

 

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靴を脱いで建物の中をぐるりと拝観して、大沢池を一周して散策した。大沢池の蓮が枯れているのが目についてあまり綺麗でない。毎年11月に行われる「嵯峨菊展」のためか、あちらこちらに菊が飾られているのが印象的で、紅葉が綺麗だったという印象はない。

 

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時代劇のロケ地巡りとゆったりした時間を求めて訪れるのもいい。また、昼間よりも夜間の特別拝観「真紅の水鏡」の方がいいような気がする。

 

 

大覚寺(500円)と祇王寺(300円)の共通拝観券600円を購入したが、結局行けなかった記憶がある。

この二寺は距離が離れていて利便性が悪いし、この二寺を観光したいなら別だが、200円のためにかえって損をする。嵐山・嵯峨野エリアに限らず、繁忙期の京都は混雑するので慣れていないうちは近く近くへと、確実に攻略した方がよい。