西陣の老舗鳥岩楼で、親子丼ランチを食べる

 

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夜はかしわ水炊きで有名な老舗鳥岩楼(とりいわろう)。

昼限定(12~14時まで)で親子丼(800円・現在900円)が食べられる。13時頃、さっそうと暖簾をくぐり石畳を通って、旅館のような玄関で靴を脱ぎ、年季の入った待合室のような所で待つ。

 

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先客おば様3名と後にカップルが待つ。おば様とともに2階に案内されるが、木造建築の温かみが感じられて常に満席ではあるが、建物とお庭があるせいか、せわしい感じはしない。

座敷でおっちゃんと相席になるが、お一人様同士だし、端であったし、ほとんど覚えていないほど気にならない。

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地鶏専門店の親子丼。30Kgの鶏ガラを10時間以上も煮出したという、綺麗な乳白色のスープと沢庵スライス2枚と、小ぶりなお椀で親子丼が出される。

スープは、鶏の臭みがなくあっさりしている。ホームページを見るとこのスープが出汁の代わりになると思われる。親子丼はふわふわの半熟卵の上にうずらの生卵が乗せられている。出汁はほどよい甘めな味付けで山椒が効いている。鳥肉は小さめにカットされていて皮なしであっさりして、上品な味である。

 

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近くには、西陣の聖天さんとして親しまれているお寺、雨宝院がある。コジンマリとしたお寺で、京都の隠れた「お花の寺」にふさわしい佇まいで、特に桜の時期、

 

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ソメイヨシノが散った4月中旬頃に見頃になる黄緑色の御衣黄が見どころである。