ベタだけど、京都でもトップクラスの桜スポットである平安神宮神苑
平安神宮前に到着すると、結構な人である。半分近くは外国人の観光客だろうかと思うほどインバウンド効果と叫ばれ始めた2015年頃。
境内は無料でも見られるが、見どころは少なく通り見して、600円払って神苑内に入る。
南神苑でまず目に入るのが一面に空を覆っている「八重紅しだれ桜」である。『やはりここの桜は綺麗だと』あるタクシー運転手が言う。
また、今日はベストタイミングらしく、桜の短い見頃を考えると縁があった場所である。あるツーリズムの方も、ツアー客に『今日はとても綺麗らしいです』と盛り上げる一言。
西神苑に入ると花菖蒲が群生している白虎池に出るも、時期ではないのもあるがほとんど見どころなしで皆が素通りしていく。深い森林の道には小川が流れ、「貝・魚類と摂らないで」と注意書きされていて、後ろを歩いていた女の子二人組は『夏に来たら気持ちよさそう』ともらす。
小川は中神苑に続き、蒼龍池には鯉が泳いでいる。周囲には杜若(カキツバタ)、蓮が群生しているが時期ではない。先ほどの白虎池よりは見どころもあり、アイスクリーム・飲み物などを取れる休憩場がある。
蒼龍池から続くメインの東神苑には栖鳳池(せいほういけ)が広がり、枝垂れ桜と泰平閣(たいへいかく)、さらに東山連山の一つ華頂山を借景とした雄大な眺めが広がる。
見どころは、南神苑(八重紅枝垂れ桜)と特に東神苑で、夜間ライトアップもされる。